My Stuff – 僕のレコーディング環境記⑨
もう少し細かく言うと、曲データには、音を記録する度に音データがファイルとして増えていき、それを、どの時間の、どのトラックに、どのようなエフェクトをかけて配置するか、を記録したのがプロジェクトファイル。
僕が移行したと思っていたファイルはプロジェクトファイルのみだったので、それらを開けても当然「音データが見つかりません、場所を教えてください」とCakewalkくんが訪ねてくる。
僕が「もう捨てちゃったよ」っていうと、「では、仕方ありませんが、この曲は再現できません。」と返ってくる。
その当時作ってた曲達は、演奏技術の質もさることながら、ミックス後の音のバランスも悪く、やり直したい曲ばかりであったのに。 『草原にて』や『BYE BYE』など、もう少し手を加えてたら名曲になったに違いない。
そこで、もうこれ以上Cakewalkに戻っても意味がないと感じ、次のDAWソフトを探始めたのだった。
つづく。